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2021/08/10 10:30
日本一のみかんのふるさと 四国愛媛・八幡浜
段々畑にある石垣が100年以上も前にこの地でみかん栽培をはじめた先人たちの築き上げた歴史を物語ります。
"愛媛" と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのが「みかん」
みかん産地の中でも「西宇和」と呼ばれる地方に私どもの園地があります。
リアス式海岸に面した起伏の激しい急傾斜地に大小さまざまな石を積み上げた雛段状の段々畑。
全面が南向きで朝から晩までお日様の光が照らします。
砂地で水はけの良い土壌は毎年のように高糖度であま~いミカンが育ち
西宇和産の温州みかんは毎年のように東京中央卸売市場で "日本最高峰" の評価を得ています。
あまくておいしいみかんの秘密
みかんはお日様の光が当たれば当たるほど糖度が上がるんよ。
うちらはよく "3つの太陽" と言うんやけど、
"お日様の光" "宇和海からの反射光" "段々畑の石垣からの反射光"
このたっぷり浴びる太陽の光であまくてコクのある「おいしいみかん」ができるんよ。
「媛一」ブランドみかん ”愛媛で一番” のこだわり
うちの山はな、自分とこの畑の土をひとつひとつ分析したんよ
そしたら、やっぱり山ごとに土の状態に差があって
そこで肥料屋さんに相談して、それぞれの山に合ったオリジナルの肥料をつくってもらいよる。
現在では24の園地を管理し、ほとんどの品種のみかんを育てている小林果園
うちのみかんの特徴はその皮の薄さ。
実際に皮をむいてもらったらわかるんですけど、もう薄い。
うちの子どもが3歳のころ、よそのみかんだったらひとりで皮を剥くんやけど、
うちのみかんだと「皮がむけんので、もいでくれ」って指をつっこんで言うんよ。
それくらい皮の薄さに違いがあるんです。
◇撮影:8月4日 肥大調査
今年は玉太りも良く、数も多いから甘くて美味しいみかんを期待しよる。
数が多いから摘果が間に合わんのが難点やな。
(園主 小林 聖知 談)
夏の摘果作業はほんとに大変。。
毎日、炎天下での農作業にバテバテでも美味しいみかんを作るために日々汗を流します。